--- id: SSRSL-20260712-01 type: structure-decision date: 2026-07-12 sequence: 1 status: fixed tags: - re_entry_condition - controlled_delay - decision_recovery - recursive_stability - phase2 --- # 1|Re-entry Condition as Decision Recovery Protocol ## Observation Controlled Delay によって、 入力を即時判断へ接続せず、 Input ↓ Hold ↓ Observe ↓ Re-entry という時間構造を持たせる必要性が確認された。 しかし、 保留を開始する条件だけが存在し、 解除条件が定義されていない場合、 ・判断停止の長期化 ・責任所在の曖昧化 ・観測の自己目的化 ・再接続機会の喪失 ・保留状態の常態化 が発生する。 つまり、 遅延はそれ自体では 再帰安定性を保証しない。 安定性を維持するには、 **判断系へ戻るための Re-entry Condition が必要になる。** ## Structure Decision Recovery は Hold ↓ Condition Review ↓ Re-entry Gate ↓ Updated Action の構造を持つ。 Re-entry Gate は、 単に時間が経過したことで開くのではない。 次のような条件変化によって開かれる。 ・構造テンションの方向が判別可能になった ・追加観測によって誤帰属可能性が低下した ・判断主体と責任範囲が再確認された ・行動の可逆性または修正可能性が確保された ・接続先が判断を受け取れる状態になった つまり **Re-entry Condition は 保留終了の時刻ではなく、 判断系へ安全に復帰できる構造条件である。** ## Implication Re-entry Condition が定義されると、 保留は 判断回避 ではなく 判断回復プロトコル として機能する。 これにより、 ・保留状態の固定化を防ぐ ・観測と判断を再接続する ・責任境界を再構成する ・更新された条件で行動を再開する ・判断後も再修正可能性を残す ことが可能になる。 逆に Re-entry Condition が存在しない場合、 Controlled Delay は 再帰安定化ではなく、 先送り・責任分散・接続喪失へ 転化する可能性がある。 したがって Phase2 では、 **Delay と Re-entry を 分離不可能な一組の設計変数として扱う。** ## Open Recursion 次の問い。 Re-entry Condition は どのような ・観測変化 ・テンション方向 ・責任確認 ・可逆性 ・接続先の受入可能性 を条件とすると、 早すぎる復帰にも 永久保留にも転化せず、 Decision-Adaptive Interface を支える 実運用可能な判断回復プロトコルになるのか。